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インタビュー

侍ジャパンインタビューVol.12
18U代表 高橋 広監督インタビュー

2014年8月28日

侍ジャパンインタビューVol.12 18U代表 高橋 広監督インタビュー

代表監督としての責任

――最初に代表監督のお話が来た時の心境はいかがでしたか?

私が2003年に日本代表のコーチに選ばれたときは、まだ校名が鳴門工業(現・鳴門渦潮)だった頃で2002年春から3季続けて甲子園に出場していたときでした。今回はずっと出ていなかったので、何が起こったのかなと思いました。ありがたいお話で大変なことですけど、断る理由もないと思い、お引受けさせてもらいました。

──8月26日に大阪の中沢佐伯記念野球会館で行われた「侍ジャパン18U代表 記者会見」では、監督の表情に笑顔がなかったように見えましたが?

日の丸を背負って戦うという責任がありましたから。

──会見後に選手、関係者が集まって行われた結団式では「6月に夏の甲子園を目指したときのように熱い気持ちで臨んで欲しい」と選手に強く話していました。

やはり甲子園の余韻というか、ご褒美と思っている人もいるのではないかなと思いまして。気持ちを切り替えてもらいたいという思いで、ああいう表現をしました。

岡本和真を軸に、左の俊足選手を揃えた打線

高橋広監督

──選手の選考はどのように行われたのですか?

基本的には日本高等学校野球連盟の技術・振興委員会を中心に選んで頂きました。ただ、私の意向も汲んで頂いています。

──その意向とはどのようなものですか?

足の速い選手を中心に考え、脇本直人(高崎健康福祉大学高崎)、徳本健太朗(龍谷大平安)、浅間大基(横浜)などになりました。特に外野手は走塁面だけでなく守備範囲も広がります。また、岸田行倫(報徳学園)はキャッチャーですが内野もできます。ピッチャーも岸潤一郎(明徳義塾)など、野手を兼任できることを踏まえて今の陣容になりました。

──左打者が多い印象です。

それは多少議論になりましたが、投手の右左に関係なくさばけると判断しました。実際、右打者も含めてセンスは素晴らしいです。初日から全員が木製バットに問題なく対応していました。

──打順の方は試合をしながら固めていく感じでしょうか?

岡本和真(智辯学園)の4番は間違いないでしょう。岸田がファーストを守れますので、指名打者で行こうと考えています。

──岡本選手が軸になるとしても、色々と組めそうです。

たとえば、1番は峯本匠(大阪桐蔭)がいいかな、とか、足もあって一発もある脇本直人(高崎健康福祉大学高崎)をもっていくのがいいかなと、色々考えています。あとは左右考えてをどう置くかです。

高橋光成が投手陣の軸

──投手陣についてはいかがですか?

今のところは、昨年夏に甲子園で優勝した高橋光成(前橋育英)を軸に考えています。ただ、実戦から1ヶ月以上遠ざかっているので、他のピッチャーを含めて国内の大学生との練習試合と予選3試合で見極めたいと思います。

──甲子園に4季連続出場を果たした岸投手もいます。

岸については、実は私の学校(鳴門渦潮)が4月の終盤に明徳義塾と練習試合をしたときに完全試合をされたんですよ。ヒザから上のボールがまったくなく、外野にボールが飛びませんでした。

──それは凄いことです。何か理由があったのでしょうか?

あとで馬淵史郎監督(明徳義塾)が明かしてくれたんですけど、試合前に「高橋監督は日本代表の監督になることが決まっている。選んでもらいたいなら、いいピッチングせんかったらあかんぞ」とおっしゃっていたそうです。彼はどの場面で投げてもまとめてくれると思います。それと、小さく曲がる変化球があるので、外国の打者に通用すると見ています。韓国、台湾の打線は結構振ってきますから。

──キャプテンを栗原陵矢捕手(春江工業)にした理由は?

投票もしましたが、あくまで参考として、最終的に私が決めました。私の理想としては、すべての試合に出るキャッチャーがいいと思いました。

勝負のポイントは決勝トーナメント準決勝

高橋広監督

──大会に向けてのイメージはすでに抱いていますか?

日本は予選リーグの「グループ1」で、対戦相手はフィリピン、スリランカ、中国です。勝負は各予選の上位2チームが進出する決勝トーナメントと見ています。特に準決勝です。

──「グループ2」は韓国、台湾、タイ、パキスタンです。別グループとなった韓国と台湾は決勝トーナメントで対戦する可能性が高いですが、対策は考えていますか?

予選リーグの第1戦で両者が対戦するので、全員で見るつもりです。ただ、向こうも色々駆け引きをしてきます。決勝トーナメントまで手の内を出さないかもしれませんので、その場で対応していくしかないと思います。

──チームのゲームプランはどのようにお考えですか?

やはり守りを中心とするスモールベースボールを基本で行きます。そのためにはピッチャーがどれだけ投げてくれるかです。守備は悪くないと思います。

──打撃の良いメンバーも揃っていますが、日本の一般的な高校野球のスタイルを貫くということですか?

はい。接戦になればバントの場面が増えるかもしれません。

──延長戦に入ると無死1、2塁からゲームを始めるタイブレーク方式が導入されます。何かお考えはありますか?

たとえばスクイズとか、細かいことは相手ピッチャーとの兼ね合いがあります。ですから、攻撃よりもまず守って点をやらないことです。国内合宿でタイブレーク用の練習も行います。

 

マナーある侍ジャパンで世界のお手本となる

──日本の球界が12Uからトップチームまで「侍ジャパン」として一つに繋がったことについてはどのようにお考えですか?

恐れ多いです。そういう名称をつけて戦えるのは幸せだと思います。

──今回の選手が今後、大学や社会人、そしてワールド・ベースボール・クラシックの代表として将来の日本を背負っていく可能性があると思います。

将来そうなる選手がこのチームからたくさん出てくれることを願っています。また、そういう要素のある選手が選ばれていると思います。ただ、そうは言っても今回は高校生のチームであり、プロ野球とは違います。高校生としてのマナーなども選考の中に入っていますし、大会中を通して、それを求めていきます。

──今大会は日本が各国の最大の目標になると思いますが、どうお考えですか?

最大というより、韓国、台湾との三つどもえだと思いますが、日本の高校野球は教育的配慮に立ってやっています。そういう意味では外国がお手本にしてくれるのが理想ではないかと思います。勝負ですから負けたら終わり、きれい事ばかりは言っていられませんが、日本代表としてはそういうところを大事にしたいです。

──プレーだけでなくマナーも含め、すべてにおいてお手本になるということですか?

一番になるということです。私は2003年の第5回AAAアジア野球選手権大会にコーチとして出場しましたが、ベンチに入ったら前のチームのゴミだらけということがありました。

──そんなことがあったのですか。

甲子園は時間がないからできませんが、日本の県大会などでは掃除をして帰ります。そういうところでもリーダーシップを取りたいです。

──最後に、ひとことで言うと「高橋ジャパン」はどんな野球を目指しますか?

基本的には接戦に持ちこんで競り勝つ野球です。「バント、スクイズなんでもやって勝ったろうか!」という姿勢で、ジャパンの重みを背負って戦ってきます。

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