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野球日本代表が8日、パルマでセリエA1オールスターズと行った練習試合は、アテネ五輪へ向けて弾みをつけるものだった。投手陣が先発の松坂(西武)から石井(ヤクルト)、上原(巨人)、安藤(阪神)、小林雅(ロッテ)。わずか3安打にシャットアウト18三振を奪った。打線は高橋由(巨人)が3点本塁打を放つなど5打点をあげ、効率よく14安打で10点をたたき出した。快心のゲームをベンチの壁に飾られた長嶋監督直筆の背番号「3」、日の丸が見守った。
10日にも対戦するセリエA1オールスターズは、イタリアのリーグ、セリエA1に所属する外国人選手を選抜したチーム。米国、キューバ、ドミニカ共和国、コロンビア、パナマ、ベネズエラ、プエルトリコなど、国際色豊か。先発したエドモンドソンは大リーグで登板したことがあり、ほとんどの選手が大リーグのマイナーでプレーした経験を持っている。地元関係者によれば、「アテネ五輪に出場するイタリア代表より強い」とか。そんなチームを相手にしての快勝。「参考にはならんよ」とは大野投手コーチだが、7月のキューバとの壮行試合が1敗1分だった今回のチームにとっては初勝利。長嶋監督に代わって指揮を執る中畑ヘッドコーチはウイニングボールを手渡されると、思わず笑みを浮かべていた。
投手陣が点を与えないと野球に余裕が出る。自分達の野球ができる。五輪の本番はこうはいかないのはわかっている。僅少差の展開になる。その中で投手陣がどう踏ん張り、攻撃陣は1点をどう取るかが大事になってくる。10日はそういう意識を持ってやりたい。
(壮行試合での一番は谷・村松を起用したが、この日は福留を据えた)一番については悩んでいた。適性を考えると、村松、宮本、谷が候補になるが、国際試合の大舞台で福留は積極的にスイングできる精神力を持っているし、役割に応じたバッティングをしてくれる。今日の打線は本番を意識したもので、攻撃は理想的だった。打順は正解かなと思っている。
松坂は久しぶりのゲームの中で、先発の役割を果たしてくれた。ストレートの走りは十分。変化球の制球にやや苦しんでいたが、ボールとマウンドの違いが影響したのかもしれない。上原はコントロールが安定してるし、ボールへの順応も早い。二人とも自分の投球をしてくれたのでひと安心だ。石井はワイルドピッチでピンチ(一死三塁)を招いたが、点を与えなかったことを評価している。我々は負けない野球を意識しているわけで1点も与えなかったことについては満足している。(18奪三振には)今日はストライクゾーンが広かった。
5人とも確かにいいピッチングをしていたが、五輪の本戦のゾーンはどうなるかわからない。審判員のゾーンに対応できる力を持っていることは証明したと思う。
昨日までは芝のグラウンドに合わせようと体が流れていたが、今日はノックから動きが違っていた。芝に慣れてずれを修正できたんだと思う。今日のゲームはもう少しゴロが飛んできてくれたら言うことなしだった。宮本、藤本の二遊間に飛んだゴロは一本だけで残念だった。ショートは宮本、セカンドは藤本でいきたいとヘッドコーチには考えを伝えている。
![]() 日本チームベンチにはいつも長嶋監督が。 |
![]() セリエA オールスターチーム。 |
![]() 快晴の中、試合が行われた。 |
![]() 1回表 先頭打者福留がセンター前ヒット。 |
![]() 3回表 中村がライト線にタイムリー2ベースを放つ。 |
![]() 7回表 ライト超え3ランを放つ高橋。 |
![]() 18 松坂 大輔 選手 |
![]() 61 石井 弘寿 選手 |
![]() 19 上原 浩治 選手 |
![]() 30 小林 雅英 選手 |
![]() 16 安藤 優也 選手 |
![]() セリエAに大勝したナインを迎える中畑ヘッドコーチ。 |
![]() 大勢の日本ファンに見送られる日本チームバス。 |