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第15回アジア競技大会 試合結果

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2006年12月7日(木)

アルライアンベースボールスタジアム
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
日本 1 2 0 0 0 1 1 2 0 7
チャイニーズ・タイペイ 0 0 2 0 0 0 4 0 2x 8
【バッテリー】
〔日本〕
斉藤、高宮、高崎−高根澤
〔チャイニーズ・タイペイ〕
Ni F-T、Lo C-T、Tseng S-W、Tang C-C、Yang Y-H ― To C-H
【本塁打】
〔日本〕
吉浦(日産自動車)
【試合経過】
チャイニーズ・タイペイドリームチームがアマチュア日本代表に勝利し、アジア競技大会では初の金メダルを獲得した。チャイニーズ・タイペイの先発はジャン、日本は磯村。日本はジャンの立上りを攻め、初回無死、四球と三塁打で1点を先取した。二回も四球と鈴木勘の2塁打と暴投で2点を追加し、ジャンを早々にノックアウトした。チャイニーズ・タイペイは三回に反撃を開始し、一死から2塁打とテキサスヒットで1点、更に三番チェンの適時打で計2点を返した。日本は六回と七回にそれぞれ1点づつを追加し、3点差をつけ試合を優位に進めたが、七回裏疲れの出た磯村が3連打を浴び、無死満塁で降板。代わった服部が暴投と適時打で3点を失い同点、更に三番手高崎が四番チェンに犠飛を浴び、チャイニーズ・タイペイに逆転を許した。しかし、日本は八回表一死二塁のチャンスで二番吉浦が中越えの2点本塁打を放ち、再逆転に成功した。高崎は八回無死二塁のピンチを凌ぎ、九回を迎えたが、チャイニーズ・タイペイは先頭打者が四球を選び、一死から四番チェンがライト線に2塁打、走者2、3塁のチャンスを作り、五番リンが逆転の2点適時打を放ち、サヨナラ勝ちした。
チャイニーズ・タイペイは98年バンコク大会では銅メダル、02年釜山大会は銀メダルと、何れの大会もトッププロを派遣したが、金メダルは遠かった。今回、当時若手だった選手達がベテランとなり経験を積み、金メダルの夢を実現させた。日本は、過去の反省を生かし、アマチュア選手のみの編成ではあったが、コーチ陣、選手ともに国際経験豊富な人材を多く派遣した。アトランタ五輪で打撃コーチだった垣野監督(三菱ふそう)の方針で、「打ち勝つ」チームを目指し、選手達には常に「初球からのフルスイング」を要求した。選手達は、それに応え、韓国、チャイニーズ・タイペイのトッププロ投手陣から、2試合で17点を奪った。日本のアマチュア野球の質の高さ、更には日本野球界全体の選手層の厚さを海外に示す結果となった。

2006年12月5日(火)

アルライアンベースボールスタジアム
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
タイ 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
日本 0 2 0 0 0 0 4 0 x 6
【バッテリー】
〔タイ〕
●クリッサダ(亜細亜大)、カンジャナビス、トンソン − カンビトゥグ
〔日本〕
○宮西(関学大) − 中野(JR九州)
【試合経過】
日本はタイ戦に勝利し、4勝目を上げた。日本先発の宮西は、途中ピンチを背負う場面もあったが、九回を一人で投げ抜き、タイに失点を許さず、昨年日本代表入りして以来の初勝利を完封で飾った。日本打線は、二回に四球と敵失で得た走者を七番野本の適時打と、八番横山の併殺崩れの間に1点ずつを上げ2点を先取した。その後は、タイ先発のクリッサダの落差のあるカーブと、二番手カンジャナビスの超スローカットボールにタイミングが合わず攻略できなかった。七回にやっとタイミングが合うようになり、5長短打を集中し4点を追加したが、これまでの3戦で全て2桁得点をしてきた日本打線は、このタイ戦では非常に苦しみ、6点を取るのがやっとだった。タイチームの健闘を称えたい。日本は、7日の最終戦でチャイニーズ・タイペイと金メダルと賭けて戦う。

2006年12月3日(日)

アルライアンベースボールスタジアム
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
日本 0 2 9 0 5         16
中国 0 0 0 0 0         0

(5回コールド)

【バッテリー】
〔日本〕
○石畝(日産自動車)、佐伯(西濃運輸) − 中野(JR九州)
〔韓国〕
●チェン、ズゥ、ジャン − リ
【本塁打】
〔日本〕
植山(三菱ふそう川崎)
【試合経過】
日本は中国戦に勝利し、これで3連勝で、銀メダル以上が確定した。日本先発は石畝、中国はプロ野球アジアシリーズメンバーのエース・チェン。日本は、初回こそチェンを攻めきれなかったが、二回以降は中国の3投手を攻め、16安打で16点を奪い五回コールドゲームで勝利した。日本投手陣は、石畝、佐伯が四球による3走者を許したものの、五回参考記録ながら無安打無失点で中国打線を完全にシャットアウトした。これで12月7日のチャイニーズ・タイペイ戦がゴールドメダルマッチとなった。

2006年12月2日(土)

アルライアンベースボールスタジアム
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
韓国 0 0 4 0 1 0 0 2 0 7
日本 0 0 5 2 0 0 0 0 3x 10
【バッテリー】
〔韓国〕
リュ、ウ、イ、ヨン、●オ − チョ
〔日本〕
小松(JR九州)、長谷部(愛工大)、高崎(日産自動車)、服部(トヨタ自動車)、○磯村(東芝) − 鈴木健(日本通運)、中野(JR九州)
【本塁打】
〔韓国〕
イ・ダエホ
〔日本〕
西郷(三菱ふそう川崎)、吉浦(日産自動車)、長野(日本大学)
【試合経過】
野球競技3日目、日本は初戦台湾に惜敗した韓国と対戦し、見事にサヨナラ勝ちを収め、2勝目を上げた。韓国は、予想通り今年度国内リーグMVPのリュ・ヒョンジン(ハンファ、投手三冠、新人王)が先発し、日本はオリックスに指名枠で入団が決まっている小松が先発した。先制したのは韓国だった。三回小松を攻め四番イ・ダエホの3点本塁打とワイルドピッチで4点を先行した。しかし、日本は初回こそリュの150キロの速球に押されて2三振を奪われたものの、二回からは順応し、三回には一死1、2塁のチャンスで三番長野が中越二塁打で2点、四番西郷が右越2点本塁打ですぐさま同点にし、続く小山も中前にはじき返し、1点勝ち越した。この回結局、打者一順の猛攻で5点を奪い、韓国エースのリュをノックアウトした。日本は、続く五回も一番鈴木勘の三塁打の後、二番吉浦が韓国二番手ウから右中間に2点本塁打し、3点差と引き離した。韓国はその後反撃を開始し、五回二番手の高崎から六番ジュンの右前適時打で1点を返し、八回には抑えの磯村から二死後バントヒットでチャンスを作り、二番パク・ジンマン、三番イ・ギュンギュのベテランWBCコンビの連続適時打で同点とし、WBCベスト4の片鱗をみせた。両チームともその後、スコアリングポジションに走者を進めながら、決勝点を奪えなかったが、日本は九回裏、韓国五番手で七回から登板しているオ・スンファン(サムスン、今季韓国リーグセーブ王)から、四球と失策で出塁した2走者を置いて、三番長野が右越えに3点本塁打を放ち、劇的なサヨナラゲームで勝利した。
韓国は、98年バンコクアジア大会、02年釜山アジア大会から続いての金メダル獲得を目指し、WBC戦士に加え、リュ・ヒョンジンやオ・スンファンら若手のトップ選手をドーハに送り込んだが、初戦のチャイニーズ・タイペイドリームチーム、二戦目のアマチュア日本代表にも敗れ、早くも大会二戦目にして、金メダルの夢ははかなく消える結果となった。日本代表は、社会人野球16年目の西郷(アトランタ五輪代表)、13年目の鈴木勘(05W杯、06インターコンチネンタル代表)、11年目の小山(02釜山大会代表、9年目の吉浦(02インターコンチネンタル、02釜山大会、03W杯MVP)らアマチュア日本代表を長年支えてきた選手の活躍で金メダルを射程圏内に入れた。

2006年11月29日(水)

アルライアンベースボールスタジアム
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
日本 8 1 1 7 0         17
フィリピン 0 0 0 2 0         2

(5回コールド)

【バッテリー】
〔日本〕
石畝(日産自動車)○、宮西(関学大)、長谷部(愛工大) − 鈴木健(日本通運)、中野(JR九州)
〔フィリピン〕
ラブラドル● 、バックレイ、カルサダ − ヒダルゴJr、ピネイロ
【本塁打】
〔日本〕
鈴木健(日本通運)
【試合経過】
第15回アジア競技大会野球競技は、12月1日の開会式を待たず開幕した。第1試合は今大会で初メダルを狙う中国がタイと対戦した。中国は初戦に勝利したものの、タイのエース・クリサダ(亜細亜大学)の好投の前に4対1と苦戦を強いられる開幕となった。2試合目のフィリピン−日本戦は、日本がレベルの差を見せ、今大会採用された五回15点差コールドゲームで勝利した。日本は先発の石畝(日産自動車)がパーフェクトピッチングを披露し3イニング打者9人で二番手宮西(関学大)に繋いだ。宮西は久しぶりに登板した緊張から、3連続長短打で2失点した。だが、すぐ落ち着きを取り戻し後続を断った。三番手長谷部(愛工大)は最終回となった五回を無難に3人で抑えた。日本の打線は、初回からフィリピンエースのラブラドルから5安打4四死球で8点を奪い、早々に試合を決めた。日本の第2戦は韓国であり、先発が予想されるエースのリュ・ヒョンジン(ヒョンデ:19歳、左投、06シーズンMVP、新人王)をどう攻略するかが勝利のカギとなる。