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"世界の野球"力戦奮闘ブラジル野球!~日系移民が紡いできた夢~「ブラジル野球の新たな試み(2)」

2019年5月10日

文・写真=小島尚幸

 Boa tarde!!
 こんにちは!

 日本では平成から令和に改元され新たな時代が始まりました。
 ブラジルでも新元号の話題が出る場面もしばしばあり、日本の文化などに興味関心を持っている人は多くいます。私自身も野球だけでなく、こうした日本の文化や習慣など現地の人々に伝えていきたいと思っています。

 さて、前回のコラムでも紹介しましたが、現在私たちのクラブでは、選手の増加を図るため、そして野球の普及・活動として野球教室を実施しています。先日は、教員を対象に実施し、野球というスポーツを知ってもらう機会を作りました。詳しくは前回のコラムを見ていただければと思います。

 そして今回は、子供たちを対象に野球教室を実施しました。前回同様、私たちが活動しているグラウンドの近くの地域にある学校を訪問し、体育の授業を利用して開催しました。
 各学年、一コマ約45分の授業で実施したため十分な説明はできませんでしたが、非常に充実したものになったと思います。この日は、日本で言うと小学校一年生ぐらいから高校一年生ぐらいまでの学年の生徒たちに参加していただきました。

 前回も説明しましたが、ブラジルで野球はまだまだ認知度が低いスポーツです。この日も最初に野球の基本的なルールの説明や道具の紹介などをしましたが、生徒たちの反応は「???」という感じでした。
 時間も短かったため細かいルールはさておき、実際に道具を使ってキャッチボールやバッティングの練習を行いました。初めて見るボール、グローブ、バットに生徒たちは興味津々。グローブを反対の手にはめたり、バットの持ち方の手が逆だったりと苦戦するものの、慣れてくると楽しんでいる様子でした。

 一通り基本的な練習をし、次は早速試合形式のミニゲームを行いました。野球のルールは非常に難しく複雑です。試合形式の中でルールの説明をしながら進行しましたが、ガンガンと飛び交う質問。
「今のはなんで次の塁に走っちゃいけないの?」
「だって今ベース踏んだよ!なんでタッチしないといけないの?」
 と理解に苦しむ様子。自分自身も改めて野球は難しいスポーツだなと実感しました。

 しかし、今回非常に頼もしい助っ人となってくれたのが体育の先生!実は前回の野球教室(教員向け)に参加していただいたため、基本的なルールは把握済み!生徒たちに対して説明してくださり、とても助かりました。そして前回の野球教室が活かされたなぁと実感しました。
 こうしてもっともっと野球がブラジルに浸透していって欲しい!そう思いました。

 ミニゲームも終わり、生徒たちにどうだったか聞いてみると「楽しかった!」という声を多く聞くことができました。
 短い時間の中で野球を伝えるには、まず1番最初に楽しさを知ってもらう必要があると考えています。「捕る、投げる、打つ」ことの楽しさを実感してもらい、野球に興味を持ってもらうことが大事です。
 今回の野球教室では、それを少しでも伝えることができたと思います。また、これからもどんどんこのような活動をしていくことが未来のブラジル野球に繋がると考えています。

 そして最後に面白い出来事がありました。
 今回、配属先の同僚、コーチ数名で訪問したのですが、野球教室終了後、生徒たちが私たちのもとへ。何かと思えばサインが欲しいとのことでした。戸惑いながらも日本人である私は、漢字でサインを書くと生徒たちは大喜び(笑)。
 生徒たちにとっては、日本人も珍しければ、ブラジルで野球をやっている人も珍しく映るのでしょう。
 いつかブラジルでもプロのリーグが創設され、そしてプロ野球選手が子供たちにとっての憧れとなり、サインをしている。そんな光景を思い描きながらこれからも活動に取り組んでいきたいと思います!

力戦奮闘ブラジル野球!~日系移民が紡いできた夢~
著者プロフィール

小島 尚幸
1991年4月23日生
第91回全国高等学校野球選手権大会に埼玉県代表 聖望学園高等学校の三塁手として出場。2018年7月よりJICA日系社会青年ボランティアとしてブラジル・サンパウロ州のアニャンゲーラ日系クラブへ派遣され、少年少女への野球の指導や普及活動を行っている。日系移民が広めてきた野球文化の継承、野球を通しての人間形成を目指し活動している。

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