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"野球の未来へ" 赤星憲広侍ジャパンアンバサダーが語る「野球の未来」

2016年9月12日

 侍ジャパンU-18代表の優勝で幕を閉じた「第11回BFAアジア選手権」。 次世代の野球界を担う選手たちの躍動が記憶に残る大会となり、今や日本野球界の宝とも言える侍ジャパンアンダー世代の代表たち。
 8月27日(土)に開催された「侍ジャパン壮行試合 高校日本代表 対 大学日本代表」では、昨年を上回る多くの観衆(2万590人、昨年は1万2177人)が駆け付けた。その一戦を見届けた赤星憲広アンバサダーが、壮行試合の意義と魅力、そして「野球の未来」について語った。

――昨年に続いて、高校日本代表対大学日本代表の壮行試合が行われましたが、この試みについてはどうお考えですか?
 球場の雰囲気、来てくれたお客さんを見たら一目瞭然ですね。多くの人(2万590人)が実際に足を運んで見に来てくれたという事実がすべてだと思います。高校と大学の応援合戦も鳥肌が立ちましたよ。プロ野球とはまた違った面白さというか、魅力がありますし、侍ジャパンのユニフォームを着て、この環境の中でプレーできるというのは、出場した彼ら自身にとってもすごく大きな意義があると思います。

――プロとは違う面白さというのは?
 常に全力でプレーするというのが魅力だと思いますし、その一球一球に対する一生懸命さが見ている人に感動を与える。夏の甲子園が満員になる理由はそこだと思いますし、プロにはない部分、面白さがあると思います。ただ、甲子園などは注目度が高くてスタンドも満員になりますけど、それ以外のアマチュアの試合はなかなかそうならない。そういう意味では壮行試合の盛り上がりというのはすごく意義のあることだと思いますし、その光景を見ると日本の野球の未来は明るい、と思いますね。

――出場した選手たちにも明るい未来が待っている?
 そうですね。発展途上の高校生を見て、彼らが「これからどんな選手に成長するんだろう」、「絶対にプロに行くだろうな」とか、「今のプロ野球選手だと○○みたいだな」という風に見ても面白いですし、プロにはいないタイプだけどいい選手だなという風に見ることもできる。いろいろと未来を想像しながらプレーを見るというのも楽しいですね。

――野球界全体の動きとしては、来年は第4回WBCが開催、そして4年後の2020年の東京五輪で野球が正式競技として復活しますが?
 野球人として、一人の元アスリートとして、やっぱり野球が五輪の種目から外れたというのはすごくショックだった。野球というのは日本においては国技のようなものですし、五輪で野球がないというのはすごく物足りない。その中で「なんとか復活させよう」と野球・ソフトボールのいろんな関係者が様々な努力をしてくださった。試合数がどうなのか、メジャー選手がどうなるのか、東京の次の大会がどうなるのかといった課題は確かに多いですけど、まず東京で、五輪で野球が復活できたということは非常に大きな第一歩だと思います。そして今後へ向けて、日本が先頭に立って引っ張って行かないといけないと思います。

――日本人である我々がやるべきことというのはどんなことがあるでしょうか?
 選手たちが結果を残すということももちろん大事になってきますが、「野球ってこれだけ盛り上がるんだ」ということを東京で再認識してもらわないといけない。そういう意味では、選手だけじゃなくて、運営、関係者、そしてファンの方の力も必要になる。まずは野球を応援すること。そしてそれぞれが、いろいろな方法で世界へ向けて発信していくことだと思います。

――壮行試合では、国歌斉唱、応援など、球場の一体感というものを非常に感じましたが?
 そうですね。僕自身この光景を焼き付けたいですね。リオ五輪を振り返って、みんながひとつになるというのは非常に大きなパワーを生む。東京五輪では久しぶりの野球復活となる訳ですから、ファンの期待も非常に高くなると思います。五輪をどのような形で迎えるかも大事ですけど、実際に五輪で野球を実施した中でまたいろんな課題が出て来ると思うので、ファンを含めていろんな人の意見、感想を聞いて、それを次に向けて活かしていかないといけない。

――侍ジャパンが発足して以来、日本の野球は前に進んでいるという実感はありますか?
 それも今回の壮行試合に多くの人が見に来てくれたということが答えだと思います。試合に勝つことも大事ですけど、侍ジャパンのユニフォームを着て戦う、そしてその試合に多くのファンの方が注目する。その事実が、前に進んでいるということの証明だと思います。ただこれに甘んじてはいけない。選手だけでなく、周りの人の努力、ファンの応援が野球の未来を明るくすると思います。

侍ジャパンアンバサダー 赤星憲広 プロフィール

1976年4月10日生まれ
大府高校(93・94年甲子園選抜大会に出場)-亜細亜大学(97年春・98年春・98年秋東都リーグベストナインに選出)-JR東日本(シドニーオリンピック出場)-阪神タイガース(01年ドラフト4位~09年12月9日 中心性脊髄損傷のため退団)

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