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侍ジャパンアンバサダー

「赤星憲広×トップチーム」強化試合、視察レポート

2016年3月11日

侍ジャパンアンバサダーの視点 赤星憲広×トップチーム

 3月5日、6日に行われた「日本通運 presents 侍ジャパン強化試合 日本 VS チャイニーズ・タイペイ」。日本の2戦2勝に終わった今シリーズを、侍ジャパンの赤星憲広アンバサダーが振り返り、収穫と課題について語ってもらった。

――第1戦は5対0、第2戦は9対3で、ともに侍ジャパンが勝利しました。今回のチャイニーズ・タイペイとの強化試合を振り返って、チームの戦いぶりはどう映りましたか?
 第1戦目は、打つ方も投げる方も、日本の良いところがすべて出ましたね。ただ、欲を言うならば、終盤に追加点が欲しかった。その反省点が、第2戦での9回の6得点という形になって表れた。その面では選手たちの勝利への執念が見えたので非常に良かったと思います。ただ、その第2戦でも反省点はあります。今回のような強化試合では反省点があった方がいいので、それは悪い事ではない。課題が出た方がチームの成長に繋がりますからね。

――第2戦での反省点、課題というのはどういったものでしょうか?
 先制点を取られた場面です。3回2死1、3塁からダブルスチールの形で1点を奪われました。チャイニーズ・タイペイは前日2安打で、この日も打てなくて苦しんでいた。チャンスは多くないと感じていた中で、足を使った攻撃をしてくるというのは十分に考えられたと思います。ですので、バッテリー、チームとして、ある程度の想定はしておかなくてはいけなかったのですが、隙がありましたね。それに、炭谷選手が2塁に送球した時点で、本塁は完全にセーフでしたから、セカンドで捕球した今宮選手が1塁走者をタッチしに行くという選択肢もあったと思います。そういう部分での対応、判断、細かい連携が、課題として残りましたね。一発勝負の試合で先制点を与えるのは非常に危険です。結果的にすぐに同点、逆転という流れになりましたけど、チームとして防がないといけない1点だったと思います。

――2試合で計11人がマウンドに上がった投手陣の働きについてはいかがでしょうか?
 投手陣は文句なしですね。それに全体的に仕上がりが早い。小久保監督も「心配はいらない」と言っていましたが、改めて日本人投手のレベルの高さを見せられたと思います。加えて今回は、秋吉、戸根、森といった中継ぎ専門といえる投手が堂々とした投球で、いいアピールをしたと思います。昨年のWBSCプレミア12でも継投の部分で課題が出ましたから、今後のチーム編成において選択肢が増えたということは大きいですね。

――昨年の同時期に行われた欧州代表戦では1勝1敗。特に打線が繋がらなかった印象がありましたが、今回は2試合で計14得点と爆発しました。
 投手陣も野手陣も、昨年とは気持ち的な部分が大きく違っていたと思います。それはプレミア12での悔しい負けを経験したからです。あの敗戦があったことで、選手たちの侍ジャパンに対する想いは強くなったと思います。オフシーズンから春季キャンプにかけて、それぞれが悔しさを持って、しっかりと準備をしてきた。その中で、それぞれが勝つためにプレーしていた。例を挙げるなら、第2戦の筒香選手の同点の犠牲フライの場面。強引に打ちに行きたいところですけど、しっかりと最低限のことをするために強振せずにチームバッティングをした。チームが勝つために自分が何をするべきか。その考えの下で生まれた犠牲フライだったと思います。

――第1戦では秋山選手が1回1死1塁からセンターフライの際に2塁へタッチアップ、第2戦では4回に菊池選手、5回には今宮選手が足を絡めた攻撃を見せて同点、逆転に成功しましたが?
 そうですね。特に第2戦ですね。4回は菊池選手が代わったばかりの2番手投手の初球にセーフティーバント。相手のミスも誘って一気に3塁まで進みました。完全に相手の意表を突きましたし、何より状況判断が素晴らしかった。5回の今宮選手もヒットで出た後に初球スチール。相手に準備をさせない、考えさせる前に攻撃を仕掛けることができた。初球に動けたことを評価したいですね。

――小久保監督は国際大会で盗塁することの難しさについても話していましたが?
 今回のような思い切った攻撃を本番でできるかどうかですね。同時に、足のスペシャリストの必要性も感じました。山田選手も松田選手も足は速いですけど、足でかき回すタイプではない。そういう意味では、今回の菊池選手や今宮選手の働きというのは、今後のチーム編成において大きなポイントになるのではないかと思います。もちろん一発勝負の難しさや、慎重になる気持ちはありますけど、1点を取りにいくために勝負したいといけない場面は絶対に来る。WBSCプレミア12での韓国戦の敗因には、継投の失敗だけでなくて、攻撃陣がチャンスを潰して追加点を奪えなかったこともある。あと1点をどうやって取りに行くかというのは一つの課題になると思います。

――5日のナゴヤドーム、6日の京セラドーム大阪と、2日連続で3万人以上の観衆を集めました。3月に強化試合を行う意義についてはどうお考えですか?
 野球の日本代表と言えば、今までは五輪かWBCだけでしたし、選手たちが国際舞台を経験する場が非常に少なかった。でも今後はWBCに加えて、去年から始まったプレミア12、そして今回のように3月に強化試合を行って、さらには五輪で野球競技が復活すれば、サッカーのように常に代表チームが活動している状況になります。選手たちが侍ジャパンのユニフォームを着てプレーする機会は間違いなく増える。そうなれば侍ジャパンでプレーしたいという選手が今よりももっともっと増えるはずです。また、普段通りの力を出すためには“慣れ”というのも必要ですから、国際試合の場が増えるというのは非常に意義のあることだと思います。ファンの方も大勢駆け付けてくれましたからね。

――2017年WBCでの世界一奪回へ向けて、やらなくてはいけないこと、今後注目すべきことは何でしょうか?
 選手たちにとってはペナントレースがある。代表チームとしてはシーズン終了後の11月まで集まる機会がないですから、まずは選手個々のレベルアップしかないでしょう。レギュラーシーズンでいい結果を残した選手が代表メンバーに選ばれるでしょうし、それがチームとしての戦力アップに繋がる。今回のメンバーにしても、山田選手や秋山選手は昨年の活躍があったからこそ、今のポジションがある。結果を出さないと侍ジャパンには入れない。山﨑選手のように、ルーキーで活躍して侍ジャパン入りする選手もいるかもしれない。その部分での競争が非常に楽しみです。今後も注目していきたいですね。

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