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侍ジャパン代表選手×高校野球/山﨑康晃選手、クローザー山﨑の原点をみせたエース番号を背負った高校3年生の夏

2015年8月18日

 現在、横浜DeNAベイスターズが誇るクローザーとして、セ・リーグ2位の30セーブを挙げている山﨑康晃。(8月16日現在)
 登場曲「Zombie Nation」が場内に響き渡る中、颯爽とマウンドに登り、セ・リーグの強打者たちをねじ伏せる投球で、多くのファンを魅了している。
 そんな山﨑の帝京高校時代を振り返れば、スター街道一直線だったわけではない。一歩ずつ階段をのぼりながら、プロ入りの夢も叶えていった。

 2008年に帝京に入学した当時、チームには多くの好投手がいた。2学年上には150キロを超える速球を投げる高島祥平(元中日ドラゴンズ)、1学年上には149キロ右腕・平原庸多(東京ガス)、同学年には1年夏にいきなり145キロをマークした鈴木昇太。そして1学年下には甲子園で148キロの剛速球を投げ、デビューした伊藤拓郎(群馬ダイヤモンドペガサス)と錚々たる顔ぶれが揃っていた。そんな投手陣の下で、ベンチ入りメンバーに入りこむのは並大抵のことではなかった。

 だが、山﨑には優れた武器があった。他の投手に負けず、140キロを超える速球に加え、多彩な変化球を投げ分ける器用さがあった。また、体のバランスが良く、下半身主導のフォームで投げられる投手でもあった山﨑。当時の帝京といえば、高校生離れした体格をした投手が多い中で、山﨑はどちらかというと細身で、身体的な成長の余地を持ちながらも、すでに技術面での完成度が高い投手だった。その山﨑が、少しずつクローズアップされ始めたのは、2年生の夏からだ。

 2009年、夏の東東京大会3回戦で、山﨑は6回表から3番手で登板。この試合、1回無失点の好投を見せ、チームは7回コールド勝ちで上々の発進。5回戦の修徳戦では、山﨑は先発を任されると、7回を投げて無失点の快投。打線もつながり、7回コールド勝ちで準々決勝進出を決めた。さらに、準々決勝の駒場学園戦では、8回から2番手として登板し、2回無失点と勝利に貢献。
 準々決勝以降の登板はなかったが、同大会計10イニングを投げて無失点と好投した山﨑。その後、チームは決勝で雪谷を24対1で破り、2年ぶりの甲子園出場を決めたのだった。

 第91回全国高校野球選手権では、3年生の平原や1年生の伊藤の活躍が目立つ中、ようやく登板機会が巡ってきたのは、準々決勝の県立岐阜商業戦。4回表から3番手で登板した山﨑は140キロ台の速球、キレ味鋭い変化球のコンビネーションで3回を投げて無失点。四球ゼロと好投するが、試合は3対6で敗戦。
 それでも、新チームへの期待を持たせる投球を見せた。だが、秋になっても、伊藤や同学年の鈴木が中心で、山﨑の登板はごく僅かなものだった。
 そんな中、帝京は、秋の東京都大会で優勝しセンバツ出場を決めた。翌春の第82回選抜高等学校野球大会では、準々決勝の興南戦で、7回途中から2番手として登板。一冬越えてさらに投手として成長していた山﨑は、昨夏よりもストレートの伸びが増し、両サイドに投げ分ける投球で興南打線を圧倒。2回1/3を投げ、3奪三振、無失点に抑えたが、試合は0対5で完封負け。山﨑自身も、登板機会はこの試合のみだった。

 迎えた3年生最後の夏。これまで2桁の背番号を背負ってきた山﨑だったが、その背中には、エース番号が付けられていた。2年の夏から、リリーフとして公式戦に登板し、無失点投球を続けてきた山﨑に対し、次第に、前田三夫監督からの信頼も厚くなり、最後にやっと、背番号「1」を与えられたのだった。
 山﨑は、1回戦の攻玉社戦で先発登板すると、これまではマウンド上であまり感情を出すタイプではなかったが、この試合では声を上げ、感情を表に出す山崎の姿がそこにはあった。気迫のピッチングをみせ、スタミナ切れを全く気にすることなく6回を投げて11奪三振の快投。
 続く2回戦の六郷工科戦でも先発し、4回無安打無失点。帝京のエースとして順調に結果を残していた。しかし、4回戦。俊足の好打者が揃う国士舘との一戦では、3回に相手打線に捉まり、4回に4点目を失ったところで降板。リリーフ陣も、国士舘打線を抑えることができず、6対14の7回コールド負けという悔しい結果で、山﨑の高校野球は幕を閉じた。

 さらに、この秋、山﨑はプロ志望届けを提出したものの指名漏れ。それでも、この悔しさをバネに山﨑はここから大きな成長を遂げる。高校卒業後は、亜細亜大に進学すると、大学3年生で出場した2013年の第62回全日本大学野球選手権大会で準優勝、2013年の第44回明治神宮野球大会では優勝を経験するなど、チームの中心投手として活躍。
 2014年には侍ジャパン大学代表に選出。第27回ハーレムベースボールウィークに出場するなど、代表レベルの選手へと成長を遂げた。

 そして2014年秋のドラフト。山﨑は外れ1位で横浜DeNAベイスターズと、阪神タイガースからドラフト1位指名を受け、抽選の末、横浜DeNAベイスターズが交渉権を獲得し入団を決めた。
 現在、プロ入り1年目ながら、クローザーとして活躍を見せている山﨑だが、入団直後は先発としての起用が続いた。初先発となった2015年3月5日の千葉ロッテとのオープン戦では、4回9安打5失点で降板。まだ、打者を圧倒できる威力がなく、開幕一軍入りも危うい立場であった。しかし、クローザーに配置転換した後のピッチングは一転。150キロを超える速球、鋭く落ちるナックルカーブ、ツーシームで打者をねじ伏せる投球を見せ、横浜DeNAの勝利に貢献。現在、セ・リーグ2位タイの28セーブを記録するなど、今後も、高校3年生夏にみせたあの気迫のピッチングを武器に、セ・リーグを代表するクローザーとしての階段を上っていくだろう。今後の山﨑の活躍が楽しみだ。

山﨑 康晃|第27回 ハーレムベースボールウィーク

大学代表からプロの扉を開けた男たち/横浜DeNA山﨑康晃投手

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開催概要 チケット 放送予定
8月26日(水)18:00 侍ジャパンU-18(高校)代表 2 - 9 侍ジャパン大学代表
阪神甲子園球場

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