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球界グローバル化の潮流は、当然アンパイアリングでも世界的共通性を求められることになりました。世界共通のメカニックスとフォーメーションで堂々と高い技術と信頼感を身につけたアンパイヤーが数多く育たなければなりません。技術の追求そのものは純粋に、ただ好ゲームを司るために自己研鑽を積むことです。アンパイアとしての技術を深く極めることは机上論ではなく、あくまで実践的体験によって得られるものです。
いかなるメカニックスとフォーメーションを採用しても弱点が潜在しています。もちろん、長所を生かしたメカニックスではあります。
しかしアンパイア個々がその弱点を認識してグラウンドに立てば、往々にして起る予期し得ないゲーム展開にもクルー全員動ずることなくその事態にスムースに対処できます。
勝負を競う両チームの合間にあってベースボールゲームの本質をそしゃくし豊かな野球見識をもって、常に冷静沈着、公平誠実を信念として、リーグ、連盟、協会の野球理念の基に審判業務を成し遂げることに努力することです。
グラウンドにおけるアンパイアの使命は素晴らしいゲームを司ること、その一語に尽きます。従ってクルーのメンバー全員が綿密なチームワークで最善の努力を尽すことです。自己顕示のみに走るような人は審判人格の失格者です。
同僚審判間においての意志の疎通を計ることは重要なクルーテクニックです。サインの確認、ポジションのシフト、ゴーアウト当該担当者の意志表示、ゲーム状況の急変等によるクルーの対処時など常に顔を合せ目線で対話しつつ油断なくゲーム進行をすることは大切なテクニックです。
このテクニックが当該担当アンパイアの迷うことない行動に身をもって表わされ、カバーリング担当にあたる他のアンパイアのよい動きが得られます。初めの動きに迷いが出ると他の全員の動きに迷いが生じてしまいクルー全体が好カバーリング出来なくなります。迷いは禁物です。
カバーリングに当ってはいかなるメカニック、フォーメーションを持ってしても不測の展開が生じます。従って常時心底に臨機応変の事態への対処意識を置いてグラウンドに立ちましょう。
視野の範囲を今起きているプレイの展開を見据えかつ野手も走者も、そして同僚アンパイアの動きをも見極めて自己のカバーリングコースと位置取りに留意して動いていく様にすることが肝要です。
基本的には首、肩(上半身)、顔が投手に向かって正対していること。ホームプレート、捕手の身体の上部から視界に入っていること。インサイドの場合は、捕手の肩越しに。
スタンスは各自の身長、関節等の個性に合う幅に開き、長時間の試合に耐えて、一定の姿勢を無理なく保ち続けられることが第一であり、次に機敏にプレーに反応でき、かつ堂々として安定感があり、個性的自然体で身をもって表すことが肝要です。
アウトサイドプロテクター使用とインサイドプロテクター使用と二通りの場合がありますが、極限的に考えれば、(1)スクエアスタンス、(2)クローズドスタンスとなります。
いずれにしても構え終わった姿勢からホームプレートが捕手の影にならずに見据えられる顔の高さを必要とします。最低限、ホームプレートの前縁は見えていること。そして自己の体力で長時間不変不動に顔の位置が楽に保てることが肝要です。
インサイドプロテクター使用のプレートアンパイアの構え方